知識と技術だけでは大きな力には対抗できません。コンピュータ技術を駆使して小さな力で大きな力を産む「知恵」を絶えず提供し続け、常にお客さまのニーズに応えられる会社であり続けたい、それが当社の考えです。
2020年、コロナ禍に伴い、世界は一変(いっぺん)致しました。
約100年前の1918年にはスペイン風邪と呼ばれるパンデミックが大流行し、1918年の春に一旦収束したものの、1919年にかけて第二波、第三波があり、世界で約1億人の命を失いました。日本でも4万人が亡くなりました。
その後、1920年に入って世界経済の中心はロンドンからニューヨークのウォール街に移り、大衆の生活は大量生産・大量消費の生活様式が確立されました。一般には「黄金の20年代」と呼ばれていますが、1929年になって株価が大暴落、GDPを15%も下げる世界恐慌となりました。
そして、その10年後の1939年には、第二次世界大戦がありました。
現在は、大変厳しい実体経済と、金融資本市場との間には大きなギャップがあり、飲食店やイベント産業、音楽・演劇・スポーツなど、仕事を失った方も多くおられるのではないかと思います。大恐慌もあってはならないし、当然のことながら大戦争など絶対にやってはならない、1億人も死ぬようなウィルスは食い止めなければならないとは思いますが、この100年の間に我々はどれほど進歩したんだろうか、と問われている気も致します。
情報革命と言われて約20年以上たち、この間に人々を取り巻く環境は、コミュニケーションの変化、メディア・広告の変化、遊び方の変化、買い物の変化、働き方の変化をもたらし、そして、当社が軸足を置く金融テクノロジーの変化へと突入して参りました。
世の中は変化し続けるため、機会損失のないよう、気づき、考え、作る、そして社会に貢献するものとするという構想のもと、お客さまの満足の追求を第一と捉え、豊かな生活の一助となるよう努めて参ります。
株式会社テコテック
代表取締役社長
釣崎 宏