開発がしたい!手を動かすことへのこだわり
学生時代に少しプログラミングに触れただけですが、iOSアプリ開発を仕事にしたいと思い描いていたので、まずは未経験でもアプリ開発に携われる会社に新卒として就職しました。
iOSアプリの開発ができると聞いていましたが、入社してみると8割くらいがサーバーサイドの開発をしている会社でした。未経験なので、まずはテスターとしてひたすらテスト業務や、テスト仕様書作成など、頼まれたことをこなしていました。業務内容としては単純作業が多く、どうやったら効率化・自動化できるのか、バグを減らすにはどうしたらいいかなど考える癖がつきました。さすがにそろそろ開発がやりたいと思い上司に相談したところ、半年程度開発に関わることができましたが、その後はまたテスト作業やテスターの補佐、営業など、開発ではない業務が多くなり、自分のやりたいことから離れていく焦りを感じて転職活動を開始しました。
テコテックへの入社を決めた大きな理由は「間違いなく手を動かすことができる」からです。
アプリの開発会社では、開発自体は外注し、管理のみを自社で行うことはよくあることなのですが、自分のやりたいこととは違うので避けたいと思っていました。最終選考まで残った会社はいくつかありましたが、テコテックは「絶対に手は動かせます」と言い切ってくれたので、それが決め手になりました。
また、エンジニアリングとは直接関係のない仕事、例えば営業などを並行して行う会社も中にはあるので、念の為に確認したところ「テコテックでは、本人が希望しない限りそういう事は一切ない」と言い切ってくれたのも安心材料になりました。
大事なのは、技術とコミュニケーションの両方
自分の携わるアプリは、ナンバーワンにしたいと思っています。
その上で最も重要だと思っているのは、コミュニケーションです。テコテックに入る前は、技術力一本でナンバーワンアプリを実現したいと思っていましたが、テコテックで多くの案件に携わるうちに、コミュニケーションの重要さに気付きました。
例えば『問い合わせ』という単語1つ取っても、そこから連想される業務内容は、実は人によって全然違っています。メール対応なのか、フォーム形式なのか、エンドユーザーとのやり取りの部分だけを指すのか、開発へのフォローアップまでを含むのかなど、細かな部分を詰めていくと、人によって全く違う認識が浮かび上がってきます。そういった細かな認識のズレを限りなく0に近づけていくために「自分の思っている『問い合わせ』はこういう意味ですがあっていますか?」「その『問い合わせ』であれば、こういった機能はどうでしょうか」といった具合に、単語レベルからしっかりとコミュニケーションを取るように意識しています。
どんなに技術力が高くても、プロダクトイメージにズレがあると、どうしてもチグハグなアプリが出来上がってしまいます。ナンバーワンアプリを目指す上では、高い技術力と良好なコミュニケーションによるお客さまとの共通認識の構築がとても重要だと実感しています。
社内の交流を通じて技術レベルもアップ
コミュニケーションが大事という点は、お客さまに対してだけではなく、プロジェクトのメンバーに対しても同じです。コミュニケーションを密にとって連携を行わないと、プロダクトの設計指針の認識にズレが生じてしまいます。「きちんとコミュニケーションを取って認識を揃えて進める」ことは当たり前の話に聞こえますが、これを意識して行うことはとても重要だと考えています。
また、プロジェクトチームで開発をする上では、自分一人の技術力が上がっても意味がないとも思っていて、チーム全員の技術レベルを上げられるようにプロジェクト内での技術交流会や、技術書に関する輪読会などの活動も意識して行っています。
特に、技術交流会では各々が気になる技術について調べて発表を行い、そこで発表された新しい技術や手法を実際にプロジェクトの開発に取り入れた事例もあり、メンバーだけではなくプロジェクト全体の開発レベルアップにも役立ったと自負しています(笑)。
先日、仲の良い社員4人で誕生日パーティーをしたのですが、そこで1人が「分からないことを分からないと言える雰囲気がすごく良い」と話してくれて、自分たちもそういう雰囲気づくりしていきたいよね。と皆で共感しあいました。そういう雰囲気や社風だと働くのがもっと楽しくなりコミュニケーションも活発になると思うので、今後も意識してコミュニケーションを取っていきたいと思っています。
3か月の育休を取得し妻の負担を少しでも軽減できた
テコテックに入社してよかったポイントは、子育てへの理解があることも挙げられます。前職だと、あまり子育てをしている人が社内にいなかったので、子供が熱を出した時などに休みづらい雰囲気がありました。
テコテックには小さいお子さんがいる社員が多く、育休を取得する人や、フレックスタイム制や在宅勤務制度を活用して子供の送り迎えや家事などを積極的に行っている人もいるので、仕事と子育てを両立しやすい環境はとても整っていると感じています。自分も出勤時間を調整し、出勤前に子どもの保育園のお見送りに行っています。妻が忙しい日などは自分が業務を調整してお迎えも行ったり、育児の時間が取れるように勤務調整をしています。
下の子供が生まれたタイミングで育休を3ヶ月ほど取得しました。1時間おきに泣き出す手のかかる時期で、妻の負担を少しでも軽減できるよう長めに取得したいと思っていました。少し不安ながらも上司に相談したところ、前向きな検討が始まり、希望通りの3ヶ月を承認していただけたので、本当に助かりました。育休中、休む自分も担当が同じプロジェクトのメンバーも、双方が気持ちよく過ごせるよう、しっかり引き継ぎと申し送りをしたうえでお休みをいただきました。
育休中は、下の子の世話をするのはもちろんのこと、家事育児の役割分担の話を妻とじっくり出来たり、上の子と一緒に出かけてみたり、関西の祖母を訪ねてみたりと、仕事をしながらではなかなか作れなかった家族との時間をたくさん持つことが出来ました。自分と妻はカードゲームが趣味なのですが、育休中は久しぶりに一緒に楽しむ時間を作ることができたのもうれしかったですね。自分と妻が交代で下の子の世話をしているのを見たからか、上の子も下の子の世話をしてくれるようになり、家族の絆がとても深まった気がします。
技術に対して熱意のある人、大歓迎です
テコテックに合う人は、自分の責任でしっかり仕事をやり遂げられる人だと思います。
自分が所属している決済認証システム開発事業部では、入社後のサポート体制がしっかりしていて、プロジェクトに入る前に準備期間があります。その準備期間でしっかりプロジェクト内容のキャッチアップを行ったり、自分で考えて様々な準備を行える、自走ができる人がテコテックには向いていると思います。
当たり前ではありますが、リモートでもしっかり業務を遂行できる人が多く、それはきちんと自分で考え、自走ができ、責任感のある人が多いということだと思うので、そういう人と一緒に働きたいですね。
技術に対して熱意のある人にも、テコテックには向いていると思います。輪読会や技術共有会はプロジェクト単位だけではなく、事業部をまたいだ社内イベントとしても開催されているので、そういったイベントに積極的に参加でき、技術に対する意識の高い人は大歓迎です。
プライベートでもアプリ開発に没頭
自分はどうしてもアプリ開発が好きなので、休みの日も技術に関する動画を見たり、家族に了解を得て(笑)カフェにこもってアプリ開発をしています。
少し前の話ですが、アプリ開発合宿を開催したこともあります。「北陸開発合宿」と題して、金沢旅行も兼ねつつ、北陸在住のテコテックのメンバーやその友人にも声をかけ、現地のコワーキングスペースでひたすら自主開発をするというものでした。もちろん業務外としてです(笑)。
普段業務で関わらない社内のメンバーとの雑談を交えた開発を通じて新しい発見もありましたし、多くの刺激も受けてとても充実した合宿になりました。
他にも「iOSDCJapan」というiOSのカンファレンスにもスタッフとして参加しています。そこではまだ知らない知識や技術に出会えたり、様々な人達と会話ができたりと、世界が広がる感じがしてとても楽しいですね。
技術力を高めて、他社から「iOSのこういう技術はテコテックにしかないから、テコテックに依頼するしかないよね」と思われるような技術力を身に付けたいと本気で思ってプライベートの時間を過ごしています。
一日の流れ
- 9:50出社・雑談保育園へ子供を送り届けた後、出社します。出社してからは同僚と最近参加した勉強会の話や、休日の話などを少し話します。
- 10:00業務開始メール、Slack、Backlogの課題をチェックします。
- 10:30MTG資料作成お客さまとのMTGに必要な議事録のたたき台や説明資料、すり合わせる必要がある資料を準備します。
- 12:30社内MTGお客さまと話す内容、相談の方向性などを事前に社内ですり合わせを行います。
- 13:00クライアントMTGお客さまとスケジュールや課題一覧の見直し、開発相談を行います。
- 13:30昼食・ネイティブアプリランチ会前日見たX(旧:Twitter)の記事や勉強会で得た情報を社内のフリースペースで同僚と喋りながらお弁当を食べます。
- 14:00開発お客さまとのMTGで合意を得た内容をもとに開発を行います。社内に同僚がいる時はペアプログラミングを行う時もあります。
- 19:00業務終了会社所在地である渋谷で勉強会が開催されることが多いので、帰りがてら勉強会に参加します。